ブラウザで開いたPower BIレポートは、通常は自動では更新されません。スケジュールに沿ってセマンティック モデルが更新されても、誰かがページを再読み込みするかビジュアルの更新をクリックするまで、画面には古い数字が表示されたままになることがあります。オフィスのテレビや壁掛けモニターにレポートを映している場合、クリックする人がいないので、これは大きな問題です。
Power BIに組み込まれた「ページの自動更新」は、DirectQueryなどのライブ接続のデータでしか使えず、Proのワークスペースでは30分より短い間隔にできません。それ以外のレポートをPower BIで自動更新するいちばん簡単な方法は、ブラウザのページを一定間隔で再読み込みすることです。Auto Refresh Pageを使えば、Chrome、Edge、Firefoxでこれを自動化できます。データの更新スケジュールに合わせて間隔を設定すれば、レポートが最新のデータで自動的に読み込み直されます。
Power BIには2種類の「更新」があり、画面上のレポートが変わるのは2つ目が行われたときだけです。
Microsoftのデータ更新に関するドキュメントでも、まさにこの例が挙げられています。ブラウザーでレポートを開いた後にスケジュールされた更新でインポートしたデータが更新されても、「開いているブラウザーのレポート ビジュアルは、レポート ビジュアルの更新が開始されるまで更新されません」。
例外が1つあります。現在のPower BIでは、モデルの更新後にインポート モードの開いているレポートも更新されます。ただし対象は、セマンティック モデルへの書き込みアクセス許可を持つユーザーだけです。また、書き込みアクセス許可を持つユーザーが1,000人程度を超えると信頼性が下がる、とMicrosoftは説明しています。テレビ表示用によく使われる、閲覧権限だけを持つ安全なアカウントでは、この自動更新は行われません。
ページの自動更新は、レポートの作成者がPower BI Desktopまたはサービスで、書式設定ペインのページの更新から設定します。ブラウザからページを再読み込みする方法と比べると、次のようになります。
| Power BIのページの自動更新 | ブラウザの自動更新 | |
|---|---|---|
| インポート モード | 非対応 | 使える |
| DirectQuery | 対応 | 使える |
| 共有容量(Pro)での最短間隔 | 30分 | 自由に設定できる |
| Premium・Fabric容量での最短間隔 | 容量管理者が設定(既定は5分) | 自由に設定できる |
| 設定する人 | レポートの作成者(ページごと) | 画面を運用する人(レポートの編集は不要) |
| 表示されるデータ | DirectQueryソースから取得した最新の結果 | 再読み込みした時点でセマンティック モデルにある最新のデータ |
レポートがDirectQueryを使っていて、必要な間隔がワークスペースで許可されているなら、ページの自動更新を使いましょう。標準機能で、ビジュアルだけを更新できます。それ以外のケース、特によくある「インポート モードのレポートをテレビに映す」場合は、ページを再読み込みするのが確実です。
設定中に次の再読み込みまでの時間を確認したい場合は、ウェブページに視覚タイマーを表示にチェックを入れ、画面を公開する前にオフに戻しましょう。
再読み込みで表示できるのは、セマンティック モデルにすでにあるデータだけです。モデルの更新が1日8回なら、30秒ごとに再読み込みしても意味はなく、Power BIへのクエリが増えるだけです。データが変わる頻度に間隔を合わせましょう。
| レポートのデータの取得方法 | おすすめの再読み込み間隔 |
|---|---|
| インポート モード、共有容量(Pro)、1日最大8回の更新 | 30〜60分 |
| インポート モード、Premium・PPU・Fabric、1日最大48回の更新 | 15分 |
| DirectQueryで、Proのワークスペースでも30分より短い間隔で更新したい | 5〜15分 |
| 分からない | 15分(その後調整) |
DirectQueryの場合、再読み込みのたびにデータソースへクエリが送られます。複数の画面で短い間隔を使う前に、データベースの管理者に相談してください。ページの自動更新についてMicrosoftが勧めているのと同じく、新しいデータが届く頻度より短い間隔にする必要はありません。
はい。Auto Refresh Pageは開いているページをそのまま再読み込みするので、Power BIアプリから開いたレポートやダッシュボードでも同じように使えます。ダッシュボードでは、インポート モードのモデルからピン留めしたタイルは、データ更新のたびに更新されます。一方、ピン留めしたライブ ページはタイルの更新の対象外で、Microsoftはブラウザーの[更新]ボタンを使うよう案内しています。一定間隔の再読み込みは、まさにそれを自動で行うものです。
Power BIの画面を最新の状態に保つのに、レポートやワークスペース、ライセンスを変える必要はありません。Auto Refresh Pageをインストールしてレポートを開き、データ更新に合わせた間隔を設定したら、あとは動かしておくだけです。再読み込みしないと更新されないほかのダッシュボードにも、同じ手順が使えます。間隔の設定について詳しくは、カスタム時間間隔をご覧ください。
データ更新でセマンティック モデルは新しくなりますが、開いているレポートのビジュアルが描き直されるのは、ページを読み込んだとき、「ビジュアルの更新」をクリックしたとき、またはページの自動更新が動いたときだけです。モデルの更新後に、開いているインポート モードのレポートが自動で更新されるのは、セマンティック モデルへの書き込みアクセス許可を持つユーザーだけです。
使えません。ページの自動更新はDirectQueryや一部のライブ接続で使える機能で、インポート モードのレポートでは「ページの更新」の設定が表示されません。インポート モードのレポートを画面上で更新するには、ブラウザのページを一定間隔で再読み込みします。
共有容量(Pro)のワークスペースでは30分です。Premium、Premium Per User、Fabric容量では容量管理者が最小間隔を設定し、既定値は5分です。
共有容量(Pro)のワークスペースでは1日最大8回、Premium、Premium Per User、Fabric容量では1日最大48回の更新をスケジュールできます。「今すぐ更新」で手動で開始した更新は、8回の上限に含まれません。
いいえ。再読み込みでレポートはセマンティック モデルから最新のデータを取得しますが、データソースから新しいデータを読み込むわけではありません。それは引き続き、スケジュールまたはオンデマンドのデータ更新で行われます。DirectQueryのレポートでは、データソースに直接問い合わせます。
閲覧専用のアカウントでChrome・Edge・Firefoxからレポートを開き、データの更新スケジュールに合わせて15〜60分ごとに再読み込みするようAuto Refresh Pageを設定します。あとはレポートを全画面表示にし、パソコンがスリープしないようにします。
いいえ。再読み込みでは今のサインイン状態がそのまま使われます。ただし、組織がサインインの有効時間を決めている場合は延長できないため、その時間が過ぎると画面にサインインページが表示されることがあります。